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輸入住宅メーカーの選び方
「輸入住宅を建てたい!でもどうやってメーカーを選べばいいのか分からない…」という方へ向けて、押さえておきたい輸入住宅メーカーの選び方をポイント別でまとめました。輸入住宅について迷っているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
希望するデザイン・スタイルの施工に対応しているか
「輸入住宅」と一言でいっても、さまざまなデザインやスタイルがあります。輸入住宅メーカーを選ぶ際は、自分が希望するデザインやスタイルの施工に対応しているかどうか、確認しておく必要があるでしょう。そのためにも、まずは自分や家族がどのような家を建てたいのか、具体的に考えておくことが大切です。
イメージがわかない場合は、輸入住宅の対応メーカーの施工事例をホームページで確認するのがおすすめ。さまざまな輸入住宅のデザインを見ることができるうえ、そのメーカーがどのようなデザイン・スタイルを得意としているのか把握しやすいでしょう。
輸入住宅のスタイル
北米スタイル
- アーリーアメリカンスタイル
17〜18世紀ごろの建築様式で、素朴でシンプルな印象を受けます。外観は横張りの板を重ねて仕上げるラップサイディングを採用。屋根の中に「ドーマー窓(小さな屋根付きの窓)」を設けている点が特徴です。
- ジョージアンスタイル
左右対称なデザインで、威厳が感じられるジョージアンスタイル。レンガ張りとなっている点や、屋根の上に設けられたドーマー窓、壁面に並んだ窓が印象的なスタイルです。
- ニューヨークスタイル
マンハッタンやブルックリンを思い起こさせる、レトロとモダンが融合したスタイル。ラップサインディングを用います。赤いレンガやフラットな屋根から、四角いイメージとなっている点が特徴です。
- カリフォルニアスパニッシュ
イギリスとスペインの文化による影響を受け、アメリカの南西部で多く建てられたカリフォルニアスパッシュスタイル。赤い瓦屋根、厚く塗られたスタッコ壁などが特徴のスタイルです。
- カナディアンスタイル
高断熱・高気密な住宅性能を持ち、カナダの厳しい冬も快適に過ごせるカナディアンスタイル。デザインが豊富ですが、中でも勾配がきつい三角屋根を採用した家が多く、可愛らしい印象も受けるものもあります。
欧州スタイル
- 北欧(スカンジナビアン)スタイル
スカンジナビアンスタイルの家は、北欧の寒い冬を快適に暮らすために、太陽光を取り入れやすい採光性に優れた窓を設置。部屋を明るくし、室内の温度を上げられるよう設計がされています。
- プロバンススタイル
地中海のリゾート地として有名なフランス南東部・プロバンスの住宅。強い日差しが降り注ぐこの地域では、断熱性の高い白い壁、さらにオレンジ色の瓦を使用している点が特徴です。
- フレンチスタイル
雨が多い北フランスの気候を反映し、尖った三角屋根にすることによって雨水を流しやすくしている点が大きな特徴。雨が流れやすいよう、プレート性の瓦を使用しています。
- イタリアネイトスタイル
優雅な雰囲気が感じられるイタリアネイトスタイル。玄関や窓に美しい装飾が施されている点が魅力です。また大きな屋根が設けられており、クラシックな雰囲気も感じられます。
- スパニッシュスタイル
スパニッシュスタイルの住宅は暖色系の壁と瓦を採用しており、南欧の暖かさが感じられるデザインが特徴です。また屋根が緩やかな勾配となっている点も特徴のひとつ。
- イングリッシュスタイル
イングリッシュスタイルにはさまざまな種類があります。例えば漆喰やレンガ壁、ティンバーフレームを採用している「ハーフティンバースタイル」や、ライムストーンを積んだ「コッツウォールズスタイル」などが挙げられます。
- チューダースタイル
ゴシック様式をベースとして、15~17世紀のイギリスで生まれたスタイルです。窓や梁、窓台が装飾の役割も兼ねているハーフティンバースタイルが特徴のひとつ。また勾配が急な屋根や、煉瓦造りの外観も印象的でしょう。
輸入住宅の性能をチェック
輸入住宅はどうしてもデザインに目が行きがちですが、住宅性能にも注目しておきたいところ。建築工法にもよりますが、元々日本よりも厳しい環境の中での暮らしを想定して設計されていることから、気密性・断熱性・防音性など高い住宅性能を備えている場合も多くあります。
ただし、日本の注文住宅とは勝手が異なる・求められる性能が違う場合があるため、注意が必要。より住み心地の良い住まいを実現するためにも、どのような住宅性能が叶えられるのか、事前にチェックしておくことが重要です。
予算内で建てられるか、建築費用を事前に確認
輸入住宅を建てる前には、あらかじめ想定していた予算内で建てられるのか、建築にかかる費用を確認しておくことが大切です。同じような建築スタイルや大きさでも、業者によって金額が大きく変わる場合も。業者を検討する場合は、先に見積もりを取ったうえで費用を比較するようにしましょう。
ここで大切なのが、見積もりに対する疑問点・不安要素を解消しきること。「どうしてこの金額がかかるのか」という点を、納得できるまで確認しましょう。輸入住宅・注文住宅は決して安い買い物ではないため、自分自身が納得できるまで確認するのがベター。建築にかかる費用を明確に提示し、分かりやすく説明をしてくれる業者かどうかが重要になります。
アフターサービスの有無
住宅を建てる際、無意識に「完成がゴール」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際の目的は「その住まいで生活を送ること」。完成後、どのくらい快適に過ごしていけるかという点が非常に重要となります。そのために、どのようなアフターサービス・フォローがあるのかを予め確認しておくようにしましょう。
チェックしておきたいポイントとしては、定期点検の頻度・点検にかかる費用・何らかの修理が必要となったときの対応内容やスピードといった部分が挙げられます。
まとめ
注文住宅は人生に一度経験するかどうか、というぐらいの大きな買い物。特に輸入住宅は「性能やアフターサービスはどうなっているんだろう?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。理想の輸入住宅を建てるためには、業者ときちんと話し合い・すり合わせを行い、デザイン性だけでなく性能や費用面など様々な点を総合的に鑑みて選ぶことが重要です。
下記では「つくば市でおすすめの輸入住宅メーカー」を紹介しています。つくば市に移住を考えていたり、輸入住宅のメーカー選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ワンランク上の輸入住宅を建てるならつくばのこだわり別
注文住宅会社3選
デザインだけでなく
住宅性能にもこだわりたいなら
To Casa
引用元URL:To Casa(https://www.tocasa.co.jp/house-case/1368/)
主な基本性能一覧
- UA値*
(断熱)
- 0.3
以下
- C値*
(気密)
- 0.3
以下
- 耐震
性能
- 耐震等級3
主な対応スタイル
- アメリカンスタイル
- ヨーロピアンスタイル
- フレンチカントリースタイル
- プレイリースタイル など
外装だけでなく
インテリアにもこだわりたいなら
ミリオン・ベル
引用元URL:ミリオン・ベル(http://million-bell.co.jp/cat_style/ビルトインガレージのある本格アメリカンハウス.html)
主な基本性能一覧
- UA値*
(断熱)
- 記載なし
- C値*
(気密)
- 記載なし
- 耐震
性能
- 記載なし
主な対応スタイル
- アメリカンスタイル
- ヨーロピアンスタイル
- ジョージアンスタイル
- カントリースタイル
- カナディアンスタイル など
クラシカルな住宅デザインに
こだわりたいなら
LIV設計室
引用元:LIV設計室(https://www.livsekkei.com/customd.html)
主な基本性能一覧
- UA値*
(断熱)
- 記載なし
- C値*
(気密)
- 記載なし
- 耐震
性能
- 記載なし
主な対応スタイル
【選定条件】
2023年7月21日時点で、建築業許可(業種:建築一式工事)を取得している企業のうち、茨城県つくば市・つくばみらい市にある輸入住宅を取り扱っている3社を調査。
*UA値とは、家全体の熱の出入りのしやすさを表しています。数値が小さいほど熱の出入りが少なく、断熱性能が高いということになります。
*C値とは、建物の床面積1㎡あたりの隙間面積を表す値で、小さいほど気密性が高い家になります。