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おしゃれなマイホーム作りのためのポイントを、外観編と内観編に分けて紹介します。「大変だったけど、自分のイメージ通りの家ができて満足」と思えるような素敵な住宅にしてください。
内装と異なり、住宅の形状・シルエットは簡単には変えられないもの。そのため長く住んでも飽きにくい、正方形や長方形などのシンプルなフォルムをベースにするのがおすすめです。
外観については、主に下記のポイントを押さえながら考えると良いでしょう。
建物の形状を複雑にしすぎてしまうと、周囲の街並みから浮いて見えてしまうことがあります。スタイリッシュ・モダン・エレガント・ナチュラル・和モダンなどのデザイン性の高いテイストで住宅を建てたい場合は、外壁や屋根などのパーツごとにデザインを取り入れると、建物の形状とデザイン性が調和しやすくなります。
外壁材を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
採用する外壁材の種類や質感、カラーで家全体の印象は大きく変わります。先に家のコンセプトやスタイルを決めておくと、外壁材の種類や色、デザインを選択しやすくなるでしょう。
住宅の屋根の形は主に次のようなタイプがあります。
どのような屋根の形状にするかによって、外観シルエットが変わります。複雑な形よりもシンプルな形状の方が、おしゃれな印象を与えることも。また、太陽光パネル設置の有無やメンテナンス性なども考慮して決めましょう。
おしゃれな外観にするには、建物だけでなく玄関周りや庭の植栽・照明・門扉・カーポート・フェンスといった外構も、住まいに合わせてコーディネートすることが大切です。理想の家のテイストに合うカラーやデザインを選ぶと、統一感のあるおしゃれな住宅にできるでしょう。
窓の大きさや配置、種類も家の見た目に大きく影響します。一般的には大きい窓は高級感のある印象、小さい窓が複数ある家はモダンな印象を与えてくれます。
また採光・日当たりの加減や開閉のしやすさ、外から見えにくいかどうかを配慮しながら、設置する位置や高さを考える必要があります。デザイン性だけでなく、機能性・利便性を考慮して設置しましょう。
素材はコンセプトとスタイルに合わせて選ぶのがオススメ。ナチュラルや和風、重厚感のあるスタイルにしたい場合は、無垢材の床や柱、漆喰壁といった自然素材を採用すると良いでしょう。温かみのある深い味わいとなります。
また、壁の一面だけを色を変えてアクセントウォールにしたり、スチールやアイアンなどを使用するとおしゃれ感がぐっと上昇します。
内装のカラーは2色程度に抑えると落ち着きます。プラスアルファのアクセントカラーを入れる場合は、発色を抑えた色合いにすると部屋の雰囲気に馴染みやすくなるでしょう。
内装の色の使い方に関しては、デザイン分野でもよく使用される「配色の黄金比」を参考にするのがオススメです。
照明のタイプには、天井に埋め込む「ダウンライト」や吊り下げタイプの「ペンダントライト」、床に置く「スタンドライト」などがあります。使用用途や広さによって変える必要がありますが、リビングやダイニングの場合には、ひとつのライトで明るくするよりも複数の間接照明を設置すると、陰影の美しさを楽しむことができます。また照明自体をインテリアとして扱っても、おしゃれ度がアップするのでおすすめです。
インテリアは、テイストや配色などの統一感を出すことがポイント。また、インテリアを「つめ込み過ぎる」のもNGです。一つひとつはおしゃれでも、たくさんあるとゴチャッとして見えがちに。おしゃれなインテリアを置く場合は、シンプルな内装に対して一つか二つだけに絞ると、インテリア単体の印象を際立たせることができるでしょう。
最近ではリビング階段を採用して、インテリアの一部として設置する住宅も。人気のタイプは、踏み板と両側の支えのみで構成されたスケルトンタイプの階段です。蹴込み板がないため開放的な空間を演出できます。また、使用する素材によっても印象は変わってきます。素材の種類には
などが挙げられます。ただし、小さなお子さんや年配者のいる家庭では、安全面に考慮したタイプを選ぶようにしましょう。また家事導線や空気の流れなども考えて設置する必要があります。
キッチンの間取りは、おしゃれさよりも家事導線や利便性・機能性・収納力を重視して決める方がおすすめ。キッチンのなかでも、人気があるのが「アイランドキッチン」です。スタイリッシュな印象ながらもスムーズな家事導線が確保できます。ダイニングやリビングに向かい合って設置されるため、家族との対話もしやすいのが特徴です。
リビングは家族全員が集まる場所。おしゃれで開放感のある空間にするために、最近では吹き抜けの間取りを取り入れる住宅が増えています。吹き抜けのメリットは開放感だけでなく、高い位置に窓を設置することで自然光を採り入れやすく、部屋の印象を明るくしてくれる点です。ライフスタイルに合わせて、家族全員が落ち着ける場所にしましょう。
中庭やインナーテラスがあれば、外からの視線を気にしなくても明るく風通しのいい空間を楽しめます。インナーテラスとは、家の中や半屋外に設けたテラスのこと。室内に近い環境でありながらも、屋外の開放感を満喫できる間取りとなります。
1つの空間に高さの異なるフロアを設ける“スキップフロア”は、独立した空間を確保しながらも、扉や仕切りがないので空間全体を開放的に演出できるメリットがあります。デスクを置いて書斎にしたり、子供達のプレイルームに活用するなどおしゃれな間取りとして人気です。
内装をおしゃれに見せるには、収納スペースを確保することも大切。特にお子さんのいる家庭では、どうしても物が増えてしまいがちです。おもちゃや雑貨、衣類などを片づける収納スペースがあれば、部屋をすっきりと見せられます。
後付けで収納家具を設置するよりも、間取りを決める段階で収納用の部屋を設置したり、壁面や階段下に収納スペースを設ければ内装と統一感が出るでしょう。
おしゃれな家づくりは大切ですが、機能性や生活動線も考慮して間取りを決めましょう。せっかく建てたお家であっても、「住みづらい」と感じてしまうと魅力が半減してしまいます。キッチン・浴室・トイレ・洗濯ルームなど水回りの配置や、プライベート空間とリビングの配置など、実際の導線をシミュレーションすると決めやすいです。
物が散乱しないような、すっきりとした空間作りのためには収納スペースの確保が大切です。キッチンやリビングに見せる収納を採用したり、玄関横にシューズクロークを設置するなど必要な収納スペースを確保しましょう。
おしゃれな住まいに見せたいのであれば、あらかじめ外観や内装、インテリアのスタイルを決めて、デザインや色に統一感を持たせましょう。例えばシンプルモダン・スタイリッシュ・和洋折衷・南欧スタイル・北欧スタイルなどが挙げられます。
コンセプトを決めることで外装や内装の建材やインテリアを選びやすくなり、デザインに統一感が生まれます。
自分の希望するイメージをできるだけ分かりやすく伝えるには、画像や写真が一番分かりやすい手段と言えるでしょう。口頭や文章だけでは伝わらない細かなディティール・雰囲気に関しては、インターネットや雑誌などにある画像を提示して、プランニングに取り入れてもらうのがおすすめです。
限られた予算内でおしゃれな注文住宅にする場合は、ポイントに絞ってグレードを上げると見栄えのする住まいになります。
例えば外観にこだわる場合はスタンダードな材料で全体のコストを抑えつつ、玄関周りには凝った素材とデザインを採用してみたり、内装の場合はリビングの床材に無垢材を選んだりする、などが挙げられます。
建材や設備は、必ずサンプルを取り寄せて質感を確かめましょう。カタログと実物の印象が異なるケースは少なくありません。選んだ材料の質感によっては、せっかくの注文住宅がイメージと全く違う仕上がりになってしまうことも。また、各建材や設備の耐久性も忘れずに確かめておきましょう。後々のメンテナンス費用に影響を及ぼす可能性があります。
おしゃれな注文住宅を作るには、最初にデザインコンセプトを決めて丁寧にプランニングすることが大切です。また「好み」を取り入れることは必要ですが、あまり取り入れすぎると野暮ったい印象になることも。希望のイメージを絞り込み、叶えたいプランはハウスメーカーに明確に伝えていきましょう。
海外風のデザインを組み込んだ住宅を探している方は、輸入住宅メーカーに足を運んでみるのもおすすめです。異国情緒あふれる、おしゃれで可愛らしいデザインの注文住宅が建てられます。
デザインだけでなく
住宅性能にもこだわりたいなら
外装だけでなく
インテリアにもこだわりたいなら
クラシカルな住宅デザインに
こだわりたいなら
【選定条件】
2023年7月21日時点で、建築業許可(業種:建築一式工事)を取得している企業のうち、茨城県つくば市・つくばみらい市にある輸入住宅を取り扱っている3社を調査。
*UA値とは、家全体の熱の出入りのしやすさを表しています。数値が小さいほど熱の出入りが少なく、断熱性能が高いということになります。
*C値とは、建物の床面積1㎡あたりの隙間面積を表す値で、小さいほど気密性が高い家になります。