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ヴィンテージテイストは使い古された風合いと希少価値が高い意味合いを残したスタイル。あえて傷や塗装のはげなどをDIYで演出したりする加工をヴィンテージ加工といいます。インダストリアルテイストとも相性がよく、「ユーズド感」がテーマとして挙げられます。近年のヴィンテージスタイルはメンズライクなインテリアが主流となっているようです。
アメリカンヴィンテージスタイル
アメリカンヴィンテージの中でも、ブルックリンスタイルは比較的知名度の高いテイストではないでしょうか。レンガの壁や木のインテリア、ヴィンテージ家具、デニム素材のものや、アメリカンダイナーを連想させるポップなアイテムなどで彩ると、よりアメリカンになります。ポップでアメリカンなだけでなく、落ち着いた印象のレザーのソファや鉄製のラック、黒板塗料などのヴィンテージ感漂うインテリアを取り入れると、ブルックリンスタイルの完成です。
西海岸風ヴィンテージスタイル
西海岸風は、カリフォルニアスタイルとも言われています。カリフォルニアスタイルのインテリアとは、アメリカ西海岸にあるカリフォルニア特有の明るい日差しや、青い海の雰囲気。そのイメージから、青や白を大胆に使ったデザインや、古きよきレトロ感がある家具などのことを言います。気取りすぎず、それでいてクールさも忘れないスタイルが西海岸風インテリアの特徴です。カリフォルニアの雰囲気漂う家具やインテリアに囲まれると、ゆったりとした時間が流れ、とても居心地のいい時間を過ごせます。
北欧ヴィンテージスタイル
北欧ヴィンテージを調べた時によく出てくるのがデンマーク。北欧ヴィンテージで大切なのはカラー。北欧と言えば一般的にホワイトやベージュなどのほんわかしたカラーをイメージするかもしれませんが北欧ヴィンテージスタイルは、以外にもダークなカラーが似合います。ウッド製品の場合は、ダークブラウンなどの濃い目のカラーが必須です。ダークで落ち着いたカラーのインテリアは、心が安らぎ、居心地がいいだけでなく、どんな部屋にも馴染みやすいので、取り入れやすいですね。
フレンチヴィンテージ
フレンチヴィンテージは、清楚な白を基調とし、レースやアンティークなどのインテリアが特徴。白で統一されたフレンチインテリアは、古き良きフランスを思わせるエレガントさと、うっとりとするほどの美しい世界観が魅力で、逆にナチュラルなウッド感を取り入れると、一気にクラシカルで、ほどよくカジュアルなスタイルになります。
ナチュラルヴィンテージ
ナチュラルヴィンテージなインテリアは、シンプルでナチュラルなものがベース。色味のトーンを抑え、統一感のある家具やインテリアに、 ヴィンテージ感のあるアクセントアイテムを合わせることで、どこかほっこりとする落ち着いた印象になります。男前なかっこいいヴィンテージとは違い、ナチュラルな風合いで、温かみのあるカフェのようなイメージですね。木製のかごやアンティークっぽいドライフラワーなど、優しくて柔らかい色合いのアイテムがよくなじみます。
ヴィンテージと一口に言ってもさまざまなスタイルがあるのがわかりました。こちらでは、雰囲気たっぷりで魅力あふれるヴィンテージデザインの施工事例をピックアップして紹介します。
フェンスを階段の手摺替わりにしたり、梁の替わりに鉄骨を用いたり、配管をわざとむき出しにするといった内装は、倉庫を改造した生活を送っているアメリカ映画の登場人物のようです。照明器具や家具、設備、小物などのアイテムに至るまで、施工主のこだわりを詰め込んでいるのがよくわかります。
インダストリアル的なディテールを入れながらも冷たい雰囲気にならないのは、壁や床に木材を多く取り入れているからでしょう。メカ好き男子なら一度は夢見たことのある住まいでしょう。
ロンドンの南東にありドーバー海峡に面するケント州は、レンガ造りの建物が特徴です。こちらの住宅は施工主の希望によってすっきりとしたおしゃれなケント風レンガ住宅に仕上がっています。白い窓枠の上げ下げ窓や黒い屋根のファザード、両扉の玄関ドアは格式を感じるデザインです。
内装に用いる木材はダークな色を選択して、まるで何十年も暮らしてきたようなヴィンテージ感を演出。リビングなどにあるシャンデリアやアンティーク調の家具などが、数世紀前の世界へ誘ってくれるようです。
外構も含めて、国内で撮られた画像とは思えないような重厚な英国風の邸宅。ほぼ左右対称に近いシンメトリーのレンガ造りに三角形のペディメント、縦の長さを強調した開口部など、こだわりの建築趣向が随所に見られます。
二股に分かれた門灯や玄関照明なども、古き時代の街灯のような趣があります。内装は白×こげ茶色の落ち着いた雰囲気で統一されています。
2階はサーモンカラー、1階はサンドカラーの落ち着いたツートンカラーの配色と、それぞれ素材感の異なるサンディングを施した北欧風デザインの住まいです。庭側には広いウッドデッキと2階のベランダがあり、天気の良い日は自然と一体化した空間を楽しむことができます。
木材をふんだんに使った内観と、それに合わせて購入したというウッディ感ある家具は、どこか懐かしく温かい雰囲気を演出。廊下も含めて間取りにボリュームがあるので、ゆとりを感じる空間です。
ナチュラルヴィンテージが感じられる内装の住宅です。ご夫婦二人のそれぞれ好きなスタイルを、バランスよくミックスさせているのが特徴。特にダイニングキッチンは、天井やテーブルの木質感とキッチンのタイル、ペンダントライトのヴィンテージテイストがオシャレです。また、高い位置から日差しが注ぎ込む吹き抜けリビングは明るく、アーチ型に繰り抜かれた棚やブルーグレーの壁などが木の質感とマッチした癒しの空間となっています。
ウッドデッキとデッキにつながる大きな開口部を挟んだシンメトリーな佇まいの外観です。
内観は、アイアンスケルトン階段とヴィンテージスタイルの照明、シーリングファンは黒で統一し、濃い木目の風合いが絶妙なフローリングと組み合わせたブルックリンスタイル。さらに、レンガ調の壁や、キッチン周りのコラベルタイルなどによりクールさを演出しています。NYに憧れた人ならば、住んでみたいと思わせる家ではないでしょうか。
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【選定条件】
2023年7月21日時点で、建築業許可(業種:建築一式工事)を取得している企業のうち、茨城県つくば市・つくばみらい市にある輸入住宅を取り扱っている3社を調査。
*UA値とは、家全体の熱の出入りのしやすさを表しています。数値が小さいほど熱の出入りが少なく、断熱性能が高いということになります。
*C値とは、建物の床面積1㎡あたりの隙間面積を表す値で、小さいほど気密性が高い家になります。